2022.08.15

「性欲が強すぎてムリ」…湾岸タワマンに住む妻が夫に抵抗するために実行した、誰にも言えない「作戦」とは

出会ったときは、先生と生徒の関係

私は渋谷駅直結のホテルラウンジで、ある女性と待ち合わせをしていた。

現れたのは、吉田深雪さん(28歳・仮名、以下同)。小花が散ったオフホワイトのシフォンワンピースに、白いサンダル。身長155センチくらいの、小柄でグラマラスな女性だ。ショートヘアの髪の毛を綺麗な栗色に染めていて、両方の髪を耳にかけている。

深雪さんとは初対面だったが、共通の友人がおり、彼女がとても奇妙な結婚生活を送っていると聞いていた。今回は、その話をじっくり聞くためにホテルのラウンジで待ち合わせをしたのだ。

「私、すごく粘り強いタイプなんです」

深雪さんの夫、吉田隼人さんは、深雪さんより10歳年上だ。最初の出会いは、なんと小学6年生の時に遡る。

Photo by gettyimages

大学4年生だった吉田さんが、深雪さんの通っていた塾に夏期講習のアルバイト講師としてやって来た。当然ながらその時は塾の生徒と講師という関係でしかなかったが、深雪さんが短大1年生の時に、近くの書店でたまたま再会した。

「塾の講師に来ていた時、憧れていたんです。素敵だなという印象がずっと残っていて、だから気づいたのも私が先。小学6年生と短大生じゃ見た目もずいぶん変わるし、お化粧もしているから、先生は全く覚えていませんでした」

深雪さんが話しかけて、名を名乗ると、「ああ、あのときの! 懐かしいね」とようやく思い出したようだった。そのままカフェでお茶をした。近況を語り、聞く中で、深雪さんは、吉田さんが独身で、しかも付き合っていた女性と別れたばかりと知る。大学に上がったばかりに訪れた偶然の出会いに、深雪さんの浮かれた気分が騒ぎだした。

 

「私は中学、高校、短大と女子校育ち。それまで誰とも付き合ったことがなく、同年代の男の子との交流もほとんどなかった。でも、先生となら先生と生徒という自然な感じで話をできた。先生もまんざらじゃなかったようで、プッシュし始めてわりと早い段階で、付き合うことになったんです。付き合えるとなった時、とても嬉しかった」

本音を言うと、深雪さんには打算もあった。吉田さんは、誰でも名を知っている大手新聞社に勤務しており、ネットで調べると年収は30歳を前にして800万円近く。短大卒業を1年後に控えていた深雪さんは、就職などせず結婚したかった。

早く子供を産み、周囲から「若いママで素敵」と言われたかった。

関連記事