2022.09.21

離婚したい「別居妻」に“毎月12万円の生活費”を支払い続けた「39歳元サラリーマン夫」のヤバい悲劇

露木 幸彦 プロフィール

生活費、差し押さえ、住宅ローン…

結局、幹也さんはほとんど何の準備をすることもなく裁判所へ出頭。裁判所では、調停委員と話をしても、細かい内容は耳に入らず、とにかく「別れたくないんです」の一点張りだったそう。

そして、「何かの間違いだと思うんです。妻は悪い人に騙されているに違いない。少し頭が冷やしたら戻ってくるはずです」と必死に訴えたのです。

 

別居中の生活費のことを「婚姻費用(=婚費)」といいます。

幹也さんのケースではかろうじて離婚の成立は免れているものの、「籍を入れ続けるならば奥さん、お子さんを支えなければなりませんよ」という調停委員の一言により、幹也さんは毎月12万円の生活費を妻の口座に振り込むことを約束させられ、そして約束は裁判所で書面化されたのです。

「約束を破った場合、奥さんは幹也さんの財産を差し押さえ、未払い分を回収できるんですよ」と筆者は解説しました。

「もし生活費を渡さなかったら、彼女は僕に愛想をつかすでしょう。渡していれば、いずれ帰ってくる。そのときはそう信じていました」と幹也さんは当時の心境を吐露しますが、妻子が戻ってくる場所を残すため、自宅の住宅ローンとして毎月8万円も返済し続けました。

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