2022.08.16

各派閥への配慮を優先、統一教会の呪縛もぬぐえず……「第二次岸田改造内閣」に難局を乗り切る力はあるのか

台湾有事のリスク、コロナ第7波……問題は山積み

岸田文雄総理は8月10日、内閣改造を行い、「第2次岸田改造内閣」が発足した。

この内閣改造の狙いは、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と関係のある政治家を閣僚から一掃して、下がりかけていた内閣支持率を押し上げることにあった。母親がこの宗教団体に多額の寄付をして家族の生活が滅茶苦茶になったという元自衛官が、宗教団体と安倍晋三・元総理が密接な関係にあるとみて奈良県で選挙応援演説をしていた安倍元総理を殺害した、あの事件が背景にあることも周知の事実だ。

photo by gettyimages

ところが、この内閣改造の日、新閣僚たちの記者会見で、19人のうち7人が過去に旧統一教会と何らかの接点があったことが明らかになった。

同日まで中国軍が期間を延長して繰り広げた台湾周辺での軍事演習は、防衛力や外交戦略の見直しが重要かつ喫緊の課題であることを改めて浮き彫りにした。内政では、新型コロナウイルス感染症の第7波と物価高対策、財政窮乏の抑止策といった懸案も山積みだ。

 

そうした中、狙いとは真逆の内閣改造をした岸田政権に、難局を乗り切る指導力を期待できるのか、考えてみたい。

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