「夏の甲子園」が野球ファンにとって「やっぱり特別」と言える、納得のワケ

まるで特別な芝居を見ているよう

3年ぶりに入場制限なし

「オー」が「あ~」に変わり、そして最後には「ワァー」になった。5年ぶりに夏の大会を観戦するために甲子園に行ってきたが、同じ試合の中で試合経過と共に観客の声援が変化していったのがとても興味深かった。

甲子園を甘くみていたのかも知れない。コロナ禍になってから大会の中止や無観客開催となり、観客数の制限が無くなった夏の甲子園は3年ぶり。

この暑さなので満員になることはないだろうから球場に行ってから当日券でも買おうかと軽く考えていたが、地元兵庫の社や優勝候補の大阪桐蔭が出場する日なので、念のため観戦前日に知り合いにチケット情報を聞いてみた。すると、翌日に甲子園に行く高校生の息子さんは既にチケットを予約したという。しかもなんと外野席だ。

私たち昭和世代にとって、甲子園の高校野球といえば無料の外野席とかちわり氷だ。好きな時にフラッと気軽に外野席に入って高校野球を楽しみ、暑くて我慢できなくなったら球場の外に出て、また涼しくなる夕方に甲子園に帰って来る。

しかし今では、外野も大人1000円、こども500円と有料で、しかもなんと全席指定には驚いた。一度球場から外に出たら再入場は出来ない。

【写真】撮影:春川正明撮影:春川正明
 

試合観戦の前日の昼間に甲子園球場のオンライン・サイトでチケットをチェックすると既にレフト側外野席以外は全て売り切れ。あわてて外野席1席を購入した。

外野席チケット代1000円(今大会から500円値上げ)はクレジットカードで支払ったが、なんと好きな座席の指定は出来ない。指定された席はスコアボードのすぐ横の上から7段目。もう少しで売り切れだったようだ。

そのオンライン・サイトによると最も高い内野中央指定席は今大会から1400円値上げして4200円、1塁・3塁側指定席は1700円値上げの3700円(こども1200円)、アルプス席(応援団がいるエリア)は600円アップして1400円となっている。アマチュア野球としてはなかなかの値段である。

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