2022.08.19
# 相続

70歳女性が絶句…弟の「8000万の遺産」の相続で、「とつぜん現れた相続人」が放った衝撃のひと言

「相続のプロ」である貞方大輔さんが、相続のトラブルについて考える本連載。

今回の主人公は、市川康子さん(70歳、仮名)。弟の剛士さんが68歳で亡くなり、その遺産をどのように引き継げばいいのかを、専門家に相談しました。

【前編の記事】で見た通り、遺産の総額は現預金や不動産など、あわせて8000万円ほど。剛士さんは配偶者も子どももいない独り身なので、すべて康子さんが相続する想定でした。

ところで、きょうだいから遺産を相続するときには、被相続人(亡くなった人)の戸籍や自分の戸籍に加えて、「親の戸籍」などを取り寄せる必要があります。親が再婚をしている場合、異母きょうだいや異父きょうだいがいることもあり、そのときには彼らにも遺産が相続される可能性があるからです。

康子さんも司法書士に頼んで、親の戸籍などの書類を手配しましたが、そこに書かれていた情報を見て驚愕することになります。

〔PHOTO〕iStock
 

まったく知らなかった「親族」

書類の手配をお願いしてから3週間後、すべての書類が揃ったとの一報が司法書士から入ります。

父親は、再婚歴はなく、子どもは妻・フミさんとの子である康子さんと弟・剛士さんの2人だけでした。ここまでは想定通りでしたが、問題はここからです。

再婚だと聞いていた母・フミさんの戸籍を辿ると、確かに再婚で先夫がいます。この先夫は、すでに他界していたのですが、肝心の子どもの存在をたしかめてみると、なんと2人もいたのです。

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