英語は「決まり文句」が8割! 第二言語習得の専門家が説く、定型表現を学ぶ「8つの利点」

なぜ一生懸命勉強しても英語が身につかないのか? なぜいま「定型表現(決まり文句)」が注目されているのか?

母語話者の書いたり話したりした言葉のうち5~8割程度が定型表現で構成されているという推計もあり、定型表現が「主役」へ躍り出たと指摘する研究者もいる。

話題の新刊『英語は決まり文句が8割 今日から役立つ「定型表現」学習法』では、そのすべてをわかりやすく解説している。

母語話者の言葉の多くが実は定型表現

文法と単語のどちらにも属さない定型表現は、雑多なものとして切り捨てられ、英語教育(=実践)においても、言語学(=理論)においても、長らく軽視されてきました。

しかし、技術が進歩し、大量のテキストをコンピュータで分析できるようになると、書き言葉・話し言葉の多くが、実は定型表現で構成されていることが明らかになってきました。母語話者の書いたり話したりした言葉のうち、5~8割程度が定型表現で構成されているという推計もあります(*1)

スマホの予測変換を使って文章を書いていると、予想外に適切な表現が提案されるので驚いてしまうことがあります。我々の用いる言葉の多くは定型表現で構成されるため、産出された語句の後にどのような語が続くかを高い精度で予測できるのです。

関連記事