都内タワマン一人暮らし20代キラキラ女子も騙された「SNSブランド詐欺」の手口がヤバすぎる

今年7月に起きた大規模な通信障害でもあらためてクローズアップされたように、いまやスマホは重要なライフラインのひとつ。通信手段がほんの数日断たれただけで、いかに日常が立ちゆかなくなるかを思い知った、という読者もきっと少なくないだろう。だがその一方、昨今そんな便利なスマホを介したトラブルも急増中。この4月からは、警察庁が新たに『サイバー警察局』『サイバー特別捜査隊』を創設するなど、ここへ来て対策に本腰を入れ始めている。

そこで今回はスマホとSNSの普及にともなってその影響を強く受けるようになった若者たちを主なターゲットにした「SNSブランド詐欺」の手口をご紹介する。

(※登場人物のプライバシーに配慮し、実際の事例を一部変更、再構成しています)

SNS映えのために収入の大部分を費やす若者たち

「インスタ映え」なる言葉も広く浸透する、写真が主体のInstagramでは、主に同性からの絶大な支持と羨望のまなざしを集めるさまざまな「女性インフルエンサー」たちが数多く台頭していることは周知の事実だろう。巷ではそんな彼女たちのライフスタイルをそのまま模倣するかのような、文字通りの「フォロワー」たちも増えている。

今回の相談者である夏希さん(25歳/仮名)も、そのひとり。

SNS上にあふれる、キラキラした「映(ば)える」生活に人一倍の執着をもつ彼女は、分不相応とも思える都内のタワマンで一人暮らし。収入のほぼすべてをブランド品の購入に充てるという、いびつな生活を送っていた。

「なんかダマされたっぽくて。お金って取り戻せますかね?」

ネット上での事務的なやりとりを経て、私の事務所まで直接面談に訪れた彼女は、そう言うなり、矢継ぎ早にこれまでの経緯をまくしたてた。

photo by bee32/Gettyimages

「ブランド品が安く買えるって言われて知り合いにお金渡しちゃって、でも肝心の品物は届かなくて。私が紹介した友達もわりとまとまった額を渡しちゃってて、やっぱり商品は届いてないって。やっぱりこれって詐欺なんですかね? お金、戻りますよね?」

言うまでもなく、探偵に捜査権や逮捕権はないので、仮に詐欺だったとしても、打てる手だては少ない。せいぜい弁護士を通じて内容証明郵便を出せるように、相手の身元を割りだすぐらい。ただ、あまりに前のめりな夏希さんの様子に気圧されて、一応は最後まで話を聞くことにした。

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