毎年9月20日から27日まで実施されている「動物愛護週間」は、動物の愛護や適正な飼育について広く理解・関心を深めてもらうことを目的としている。各家庭のペットも愛護と管理面から適正に扱われるよう様々な動物愛護イベントが企画されるというが、「適正」とはどう扱うことを言うのだろう。人間と同じように考え、扱うことなのだろうか。

たとえば犬の中には散歩に出るのを嫌がったり、散歩の途中で歩かなくなってしまったりする子がいる。そういう犬はむりに散歩に連れ出さない方がいいのだろうか。
暑い日は人間と同じく、犬も散歩よりエアコンのきいた部屋で過ごしたいと思うのだろうか。
動物行動学が専門の高倉はるか先生に聞いた。

はるか先生と飼い犬のオレオ。先生が指示を出そうとすると、察知して聞き逃すまいと集中する。

*以下、高倉はるか先生のコメントです。

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散歩を嫌がるなら行かなくていい?

ずいぶん前のことになりますが、阿蘇カドリー・ドミニオン園長でアニマルトレーナーの宮沢厚さんとの対談の中で、チンパンジーへのごほうびは、「嬉しい」「おいしい」「楽しい」の3つと伺いました。褒められたり、声をかけてもらって「嬉しい」、おやつや好物をもらって「おいしい」、遊んでもらって「楽しい」。
犬もまったく一緒です。
飼い主さんから褒められたり、撫でてもらって「嬉しい」、おやつや好物が食べられて「おいしい」、遊びや散歩に連れて行ってもらって「楽しい」
ごほうびのはずの散歩をなぜ嫌がるのでしょう。それにはきっと原因があるはずです。