2022.09.11
# ライフ

「保育園留学」に全国から親子が殺到中…子どもの越境体験がもたらす「驚きの変化」

地方創生のユニークなかたち
落合 絵美 プロフィール

地元の子どもたちにも良い刺激になる

私が、さらに感心した点は「保育園留学」が地元の子どもたちにとっても良い刺激になっているというポイントだ。

先生方いわく、子どもたちも「今度は○○県から新しいお友だちが来るよ~」と言って、次々訪れる新しい園児を楽しみにしているらしい。町では見られないもの、体験できないことを外から来た園児に共有してもらうのが楽しいというのだ。園の入り口には、留学中の子どもたちの名前や滞在期間が張り出されていて、大歓迎といった様子だ。

この「保育園留学」は地方創生としての成果も高く、企画した役場の木口孝志さんの話では、3年経てば、人口約3000人の厚沢部町よりも多くの家族が厚沢部を訪問する見込みだという。

厚沢部町で保育園留学を担当する木口孝志さん

滞在期間も、交流密度も高いことで、留学家族は厚沢部に深い思い入れを抱くことも多く、滞在期間終了後にまた次の留学を申し込む家族も少なくないという。保育園留学がきっかけで、実際に厚沢部町に移住した家族もいるという。

「未就学児」というのもポイントだろう。小学校以降になると、どうしても学校行事や習い事など、子どものほうが忙しくなって移動もままならなくなるからだ。また、小中学生でよくある里山留学等になると、やはり準備や期間がおおごとになる。

保育園留学は、人格形成期であり、比較的スケジュール調整もしやすい年齢の子どもたちにぴったりの取り組みだと感じた。

 

保育園留学については各種メディアも取り上げているので、細かい説明はそちらに委ねるとして、私はこの取り組みに完全に魅了されて、すぐに申し込みの手続きを開始した。

しかし、保育園留学の人気、恐るべし。我が家のスケジュールや条件と留学の申込状況を照らし合わせると、なんと最短で翌年の春の留学になるとのことだった(その後、受け入れ体制を強化されているので予約状況は変動しています)。

SPONSORED