知ってますか!? 更年期以降の血圧上昇

「閉経後、頭痛やめまいに悩まされるようになって病院を受診したら、高血圧だと言われ、まさか自分が!?とびっくりした」(54歳)
 

「会社の健康診断で高血圧と書かれていて、ずっと低血圧だと思っていたから受け止められなかった」(53歳)

前編の記事では、もともとは血圧が低めだった女性が更年期をきっかけに血圧が不安定になり、やがて高血圧へと進む背景や注意点について紹介した。

更年期というと、ホットフラッシュやイライラという症状ばかりが語られがちだが、実は症状は多岐にわたる。血圧が高くなることも、その症状のひとつだ。それまでとは違う不調が現れて混乱したり、以前ほど頑張れない自分に落ち込んだり、そもそも気力が起きなかったりと、心と体の変化が大きい時期だ。

更年期になったら頭痛やめまい、夫フラッシュ、イライラなどと合わせて、血圧の変化にも注意を向けたい。photo/iStock

加齢変化も伴ってQOLが低下しやすいし、調子の悪さがあちこちに出てくる時期でもあるので、どこが悪いのか、何が起きているのかなど、体の状況が把握しにくくなる。更年期以降も元気に過ごしていくためには、血管の老化や血圧変動にも目を向け、早めに対策を取りたい。

医療ライターの及川夕子さんが、意外と知らない更年期の変化について専門医に話を伺う新連載。今回は、更年期血圧の特徴や血圧によい生活について、性差医療や女性医療を専門とする医師の宮尾益理子さんにお話を伺った。

後編では、40代から始めたい血圧ケアや血圧測定のポイント、血圧に関する素朴な疑問について、医師の宮尾さんに聞いたQ&Aをお届けする。

以下、及川夕子さんの寄稿です。