40代を目前にして感じた「不安」
40代になればヒロインとして役柄の幅はどうしても狭まってしまう。竹内さんが女優として将来に不安を感じていたことは想像に難くない。
ある芸能関係者はこんな話をする。
「竹内さんは同じ所属事務所で年齢が一つ下の柴咲コウさんとは切磋琢磨し合う関係でした。ところが、'10年に竹内さんが主演したドラマ『ストロベリーナイト』(フジ)の主題歌を柴咲さんが担当し、ミュージックビデオで共演したことにより二人の関係は一変します。
ドラマの内容よりも、柴咲さんの楽曲のほうがメディアで大きく注目されたんです。初の刑事役として気合の入っていた竹内さんとしては水を差された気持ちになったのでしょうね。二人の仲はこじれ、竹内さんの意思もあったのか、以来、共演は一度もありません」
その柴咲は'20年3月に所属事務所を退社。自らが代表取締役社長を務める会社がマネジメントを行うことになった。
「40代を迎える直前に、同世代のライバルが自分の足で歩み出したことで、竹内さんは自らの今後について思い巡らせたと思います。'19年4月にスタッフが一新されて、『ストロベリーナイト』が二階堂ふみさん(27歳)の主演で放送されたことも、頭にあったでしょう」(同前)