香川照之問題、「キャバクラ嬢は〈性的被害〉に遭うことでカネを稼いでいる」論のウソ

おかしな主張

ひろゆき氏の「〜する人は全員バカです」という他人をバカ認定する記事をよく見かけるようになったが、「物事をよく知らないのに決めつける」という行為は、ひろゆき氏にとってどのような意味をもつのだろうか。

同氏は、俳優・香川照之の、銀座クラブでのホステスへのわいせつ行為が報じられると、

「キャバクラなど風俗は、性的被害や嫌な思いをする事で高い給料が貰える仕事です。セクハラが嫌なら風俗で働くべきではないです」

書いた。まったくおかしな主張である。

今回の話、週刊新潮によると、被害女性は、香川に服の中に手を入れられ、ブラジャーを剥ぎ取られ、それを同行の客3名に渡され、全員がその匂いを嗅ぎ、卑猥なことを言っていたという。

さらにキスをされ、服の中に手を入れられ乳房を揉まれ、逃げるように別の席に移ったが、香川に手を引っ張られて隣に座らされ、再びブラジャーを剥ぎ取られ、若手の歌舞伎役者にスマホのビデオ通話で映された。…聞くに堪えないわいせつ事件だ。

〔PHOTO〕Gettyimaegs
 

こんなものは実質的に強制わいせつ事件に相当する被害であり、キャバクラだろうが風俗だろうが許されない行為だ。

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