中国版インスタと呼ばれる「小紅書(通称:RED)」がいま、日本の若い世代を中心に人気が高まっているという。REDはまだ正式に日本市場に進出しているわけではない。しかし、高校生や大学生など10代、20代の利用者がここ1年で一気に増えていると、この2年REDを利用してきた筆者も感じている。

モデルの藤井リナのREDの投稿画面

日本のモデルやユーチューバー、歌手や俳優の利用も増えている。例えば、モデルの藤井リナは2022年9月6日時点でフォロワー数は23万。その他には、モデルで経営者の愛沢えみり、モデルの萬波ユカや俳優の赤楚衛二、ユーチューバーのモーガン蔵人などだ。

アプリは日本語対応しておらず、登録も中国語、または英語で進めなければいけない。それでもREDを使おうと思うのはなぜか。他のアプリとは違う魅力とは何か。元NGT48のメンバーから現役大学生まで、実際に利用している日本の若者6人に話を聞いた。

 

REDはインスタと何が同じで何が違う?

若者の声を紹介する前に、そもそもREDはどんなアプリなのか。インスタグラムとどう違うのか紹介しよう。

REDはインスタグラム同様、写真や動画に文字を添えて投稿するメインの機能だけでなく、EC機能、生配信の機能も備えている。2013年設立以来ユーザー数は増え続け、2021年10月時点でのMAU数は2億を超えている。

REDをECとして活用するブランドは少なくない。ユーザーはブランドの投稿画面から直接購入できる

中国でインスタを利用するには、VPN(Virtual Private Network、仮想専用回線)を介さないとアクセスできない。アクセスできたとしても不安定だったり、面倒ということもあり、当然ながら直接アクセスできるREDを利用する中国人が多い。また、中国ではREDのユーザーの70%を90年代生まれが占め、ユーザーの70%が女性(RED最新資料より)。検索エンジンを使わず、RED内で検索するユーザーも多いという。

例えば、「日本」と入力すると639万を超える日本に関する投稿がヒットする(2022年9月6日時点)。「日本のグルメ」「日本の生活」「日本旅行」「日本のイケメン」など細かくジャンル分けされていることから、自分が知りたいジャンルの投稿にすぐに辿り着くことができる。また、投稿者のリアルな写真とコメントは、マーケティングにも活用されていると聞く。

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