フリーアナウンサー中村仁美さんのFRaU Web連載「騒がしくも愛おしい日々」(毎月1回・第1水曜日更新)。さまぁ~ずの大竹一樹さんとの結婚後、母として、妻として、そして一人の女性として、感じたこと、考えたことを、中村仁美さんならではの目線で綴っています。
今回は、異様な体の疲れを感じたという中村さんに「ある疑惑」が……? 子供たちと夏休みを過ごすなかで改めて痛感した自身の体の変化や、年を重ねることの楽しさを気づかせてくれた、子供の何気ない一言をお届けします。
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異様な疲れを感じ、約3年ぶりに婦人科へ
夏休み前、久々に婦人科を受診しました。
自分のことを診てもらうのは、三男出産以来なので、3年ぶりでしょうか?
本来なら、定期的に人間ドックなど健診に行かなくてはいけない年齢ですが、“顕著な不調”を感じられないと、どうしても後回しになりがちで……。
そんな私が、なぜ婦人科を受診することになったのか。
ここ数ヵ月、異様に疲れを感じる事が多く、子供たちを送り出した後、お昼くらいまでは元気なのですが、午後になるとドッと疲れて、気力もない。
43歳、食事もそこそこ、運動もしていない、健康的とは言えない日々。
鉄分などサプリやビタミン剤を飲んでみるものの……。
体力低下に伴ってか、気分がひどく落ち込むことも。
息子達を眺め、こんなにも私は幸せじゃないか!と言い聞かせるのですが、漠然とした未来への不安は解消されず。

「オキシトシン、オキシトシン……」と、呟きながら息子達を抱き寄せて、幸せホルモンとやらを分泌させ、目の前のやるべきことを事務的に処理することで、一時的には忘れていられるのですが、でもなあ、なんだかすっきりしない。
同時に、月経の周期がここ数回短くなってきています。
気力体力の低下、気持ちの乱高下、月経不順……
こ、これはもしかして、私もいよいよ?
最近、同世代のママ友から頻繁に聞いていた“プレ更年期”では?
本格的な更年期を前に、30代後半あたりから、イライラしたり更年期に似た症状が出始めるらしいのです。
三男がイヤイヤ期で、私はプレ更年期か……。
更年期は、婦人科で診てもらえば、きちんと対処ができると友人が言っていたし、何よりこのメンタル状態では息子達にも悪影響がでてしまう! 手遅れにならないうちに!
と、久々の婦人科受診にいたったわけです。