2022.09.23
# ライフ

48歳男性が絶句…「父の葬儀」が台無しになった、お坊さんの「最悪の振る舞い」

大切な段取りを無視して…

私は葬祭コーディネーターとして、葬儀社で働く従業員の育成に努めています。そのため、一般の皆さまから葬儀費用などにまつわる相談を受けることがあります。

今回ご紹介するのは、お父さまのお葬式がお坊さまの最悪な振る舞いで台無しになってしまった香坂健太さま(48歳・仮名=以下同)からのご相談です。もともと先祖代々お世話になっていた菩提寺でしたが、そのことがあってから菩提寺を抜けたいと思うまでになってきたのだとか。皆さまのお役に立てたら幸いです。

お葬式で重要な「お坊さん選び」

皆さまは、これまでのお葬式で、どのようにしてお坊さまを選びましたか。

Photo by iStock
 

一般の皆さまからの声を聞くと、「決まった宗派はあるが、お寺との付き合いのない場合は、葬儀社がその宗派の寺から選んで決めている」または「無宗教ならば、葬儀社が遺族に数人を提案して、そこから決める」が主のようです。そのほかは、先祖代々の菩提寺を持つ人は必然的に、そこのお坊さまになります。

今回、ご紹介する香坂健太さまは最後のケースでした。お父さま、香坂健三郎さま(73歳・仮名=以下同)の葬儀は先祖代々お世話になっていてお墓もあるお寺で行うことになりました。

お送りでの時間は、通夜法要の場合は短い時間で終わりますが、翌日のお葬式は、短くとも1時間ほどは必要になります。そのため、葬儀社側は出棺の時間と道路の混み状況や、火葬場を使用する時間決めには、とても気を遣うのです。

その時間が守れないようだと、次回からの火葬場の人との、信用問題にかかわってきます。ですから、全ての流れの時間を把握して、司会者も含め、常に目配せを怠らないようにして、皆さまには見えないところで、精一杯に動いているのです。この人たちが、時間を厳密に守って動くからこそ、お送りが厳粛で温かいものになっていくのです。

そのためにも、お坊さまの協力が大切になってきます。

もしも、お坊さまとの連携がうまくとれないと、式の流れが悪くなり、故人に対して話したかった遺族が、時間が足りないばかりに、告げたかった想いを飲み込むしかなくなることもありえます。

そればかりではありません。出棺の時間も狂い、遅れて到着したことから、火葬場に着いた遺族は長時間も待つことになるのです。葬儀社の人が待つのは致し方ないとしても、遺族の方々を、この時点で待たせることに葬儀社は心を痛めるのです。

折角、みんなで協力し、温かいお葬式ができても、ここで狂うと全てが台無しになってしまいます。ですから、葬儀社の人は、皆さまに気づかれぬよう、時計をみています。腕時計をさり気なく見ては、全体のバランスをとっているのです。

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