2022.09.23
# ライフ

「お布施」の金額でお坊さんがへそを曲げた…?48歳男性が青ざめた「父の葬儀」の意外な結末

私は葬祭コーディネーターとして、葬儀社で働く従業員の育成に努めています。そのため、一般の皆さまから葬儀費用などにまつわる相談を受けることがあります。

今回ご紹介するのは、お父さまのお葬式がお坊さまの最悪な振る舞いで台無しになってしまった香坂健太さま(48歳・仮名=以下同)からのご相談です。

先祖代々お世話になっているお寺でお父さまの葬儀を行なうことになったものの、お坊さまはなぜか不機嫌な様子で、もともと40分の予定だった読経を10分で切り上げる始末。おかげで段取りが大きく狂ってしまいました。

健太さまはそのことがあってから、菩提寺を抜けたいと思うまでになったのだとか。そのお寺から離れることは可能なのでしょうか?皆さまのお役に立てたら幸いです。

スタッフの機転で幸せなお送りに

お坊さまの最悪の振る舞いで、段取りが大きく狂ってしまった健三郎さまのお葬式。遺族の皆さまも焦っていましたが、葬儀社スタッフの機転で何事もなかったかのように焼香案内が始まりました。

司会の私も厳粛で穏やかにアナウンスをかけると、皆さまは心を込めた焼香をしてくださいました。

Photo by iStock
 

出棺の儀にはまだまだ早すぎるため、葬儀社の社長と相談の上、香坂家の想い出の写真の全てを集め、BGMを入れた動画として、会場に流すよう進めました。その後、私からの弔電の読み上げを先に終え、遺族から健三郎さまへの「贈る言葉」の時間をもうけました。

そのとき健太さまがしてくれた温かくて心の震える話が、静かな斎場に広がったのです。すすり泣きが、あちらこちらから聞こえていました。

加えて斎場内の灯りを少しずつ落としていき、参列者の前に大きなスクリーンをおろしてて、思い出の動画を流しました。皆さまが泣いています、葬儀社の人も私も社長も……泣いてしまいました。

大きなアクシデントはあったものの、順調に時間通りに進んで、結果的には幸せな「お父さまのお送り」になったのです。

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