一生一緒にいるんだ、と思っていたけれど

「楽しいのは最初の3年くらい」
「優しいのは最初だけ」

主人公エリコは幸せ絶頂の結婚式で叔母にそんな言葉を投げかけられる。
だがエリコは「そんなこと絶対ない。この人と結婚して、一生幸せでいるんだ」と誓う。

『人生最大の失敗』(野原広子著/オーバーラップ)は夫の一言をきっかけに離婚を決めたエリコの人生の選択と生きる姿を描いたコミックエッセイだ。自由と孤独、後悔や希望をはらむ女性の人生後半戦の生き方が胸に迫る。だがエリコも最初から離婚したかったわけではない。結婚する瞬間は、隣でうれし泣きする夫と「一生幸せでいるんだ」と思っていたのだ。

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ならば離婚を考え始めたのは、いつからなのだろうか。
厚生労働省「令和4年度 離婚に関する統計の概況」によれば、結婚から5年以内の離婚が最も多い。結婚式で一生の幸せを誓った女性たちはなぜ心変わりしたのだろう。

(c)野原広子『人生最大の失敗』/オーバーラップ

第25回手塚治虫文化賞短編賞受賞作『消えたママ友』の作者、野原広子が主人公や口うるさいおばさん、離婚できない女友達、夫や娘などさまざまな立場から「結婚」と「離婚」の価値を問いかける。そして本のタイトルにもなった、主人公エリコの「人生最大の失敗」とは?

SNSやオンラインニュースでも話題となった野原広子の描き下ろし最新作『人生最大の失敗』より、無料試し読みと著者コメントを併せて紹介する。