大企業の新規事業プレゼンに出てみたら、驚きの光景が待っていた!

有名人コメント切り貼りと公開データだけ?
大企業も変わらなくちゃいけない、何か次の成長のタネまきをしなければ。そう意識高いのはいいのだが、ではその新規事業案、プロからはどう見えるのだろうか。新規事業のプロで『起業は意志が10割』の著者でもある守屋実氏の実体験をNewsPicksトピックス「新規事業家の、未来をつくるメモ」からの転載でご紹介しよう。

「ポジティブなフィードバックのみでお願いします」

先日、とある大企業のピッチイベントに参加をさせてもらいました。

「事業化前提のピッチコンテストです。気に入った事業案があったら、ぜひ、守屋さんも事業立ち上げに加わってくださいね!」ってな話しだったので、「それなら面白そうだ!」と期待をして、お受けすることにしたのです。

そして本番が近づき、本番の半月ほど前に、事務局の方から当日の説明がありました。

「当日は、各案件毎に、事業アイデア発表7分+質疑応答3分+評価記入3分+予備時間2分、でお願いします。当日のスケジュール表と評価シートはコチラです。なお、質疑では、ポジティブなフィードバックのみでお願いします。問題点の指摘はお控えください。また、数値については今回の発表の対象項目に入っていないので、論点から外していただくよう、お願いいたします」

あれっ、もしかしたら、事業化しない前提?

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数字が含まれてないから、売上も利益もナシ。審査員、複数いるのに質疑時間合計3分でポジティブなフィードバック縛りだと、ひとこと、「いいねっ!」「がんばれっ!」くらいですよね?(笑)。プレゼンする人も、数値ナシで発表する事業計画だから、カネの匂いはゼロの段階で臨んでるんだろうなぁ。げっげっ……、って嫌な予感がしつつ、当日。

そのままのプレゼン内容は共有できないので、対象となる市場などをアレンジしてみた「加工した事例」ですが、でも、当日の状況は、次のような感じでした。

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