村嶋 章紀, 週刊現代
GMO、エイベックス、経営者たちも味方に
日本の国会議員なのにドバイで暮らしている。そんな東谷氏の境遇も、アラブの王族や大富豪たちの興味をひくようだ。「新時代の国会議員の形だね」と賛同してくれる人も多いという。
さらに国内にいる経営者の中にも、東谷氏の活動に共感して「助っ人」を買って出る人々が出てきている。
「GMOインターネット（代表取締役）の熊谷（正寿）さんとは対立した時期もありました。でも、いまはいろんな誤解が溶けて和解できました。むしろ『なにかあったらなんでも言ってください』と協力してくれる、強い味方ができたと思います」
「エイベックス会長の松浦（勝人）さんも、僕のためにいろいろ動いてくれています。『おまえみたいなやつがいないと、日本は変わらんわ』と言ってくださっています。
あとは大王製紙（前会長）の井川意高さんですね。東大法学部を卒業するほど賢いのに、カジノで106億円を熔かすのが、ヤバいなと思いますね（笑）。本当に面白い人です」
他にも「ホリエモン」こと堀江貴文氏など、東谷氏を応援する経済人は多数いる。「ガーシー水滸伝」という物語は、始まったばかりだ。
有力者たちの後押しを受けて、東谷氏は次のステージに進もうとしている。だが、その過程ではSNSのアカウント停止や週刊誌による報道という「壁」があった。SNSアカウント停止、週刊誌にも負けない…“新時代のフィクサー”ガーシーの「次の一手」に続く。