2022.09.14
# 週刊現代 # 企業・経営

元側近が明かす…戦後最高の経営者・稲盛和夫が最後まで決して「やらなかったこと」

稲盛流の哲学とは

独特の哲学に基づいた経営手法で一時代を築いた稲盛和夫氏。京セラの創業やJALの再建を成し遂げた、稀代の経営者が生涯を通じて貫いたものとは何だったのか。かつての側近らが打ち明ける。

魂を磨き続けよ

「卑怯なことや言い訳、嘘は決して許さない方でした。『人間は、実れば垂れる稲穂と同じだ。偉くなればなるほど頭を下げろ。そんな背中を見て部下はついて来るんだ』と言われ続けました」

こう語るのは、京セラ元副会長の前田辰巳氏だ。平成を代表する名経営者として知られる稲盛和夫氏(享年90)が老衰のため亡くなった。

稲盛氏は京都セラミック(現・京セラ)、第二電電(現・KDDI)の2社を創業したほか、78歳にして経営破綻したJALの再建に着手し、見事に成功させた。日本人の経営者としては、突出した実績を誇っている。

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「この世を生きている意味とは、自分の魂を磨いていくことだ」

「人間の能力は、未来に向かって限りなく伸びていく可能性を持っている」

数々の名言を残してきた稲盛氏は、言葉の通り、最後まで前を向き続けていた。

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