SNSの総フォロワー数は15万人。スキンケア好きが高じて「皮膚の変態」と名乗るようになったアパレル経営者の大野真理子さん。本業の傍ら自身のインスタグラムで行う「変態」ならではのコスメ論評に、美容業界関係者からも注目が集まっています。「真理子会議」と題するインスタライブには、美容だけでなくキャリア相談や恋バナも寄せられ、大野さんがホワイトボード片手に質問返しをする姿は、さながら経営会議のようだと話題沸騰。SNS発、今もっとも気になる美容家・大野真理子さんがリアルな美容を本音で語る連載の第5回目は、台風一過で急に冷えてきた今知っておきたい「温活」について。

大野さんのこれまでの連載はこちら→「皮膚から始まる幸福論

Photo by iStock
 

「冷え性」が誇らしかった昔が懐かしい

「お前の脚、冷たくて気持ちいいのな。」
若い頃彼の布団に潜り込んだ時、そう言われて抱きすくめられたのが嬉しくて、冷え性なのも悪くないなと思った。
冬の日のデートで凍えそうになって、彼のポケットに入れてもらった繋いだままの手が「彼女」の象徴のように思えてなんだか誇らしかった。

時は経ち、私は未だに冷え性です。だけど全然嬉しくない。
鮨屋のカウンターでお任せコースの終盤に差し掛かると脚が冷えて仕方がない。
年々パンプスを履く時期が増え、つま先やかかとが出ている華奢のミュールを履く機会が減った。だって。腹の底から冷えるんだもの。

原因は分かっている。
カロリーゼロなのをいい事に、小休憩の度に飲んでいるアイスコーヒーだ。カフェインは身体を冷やす。冷たいものってなんでこんなに美味しいのかしら。
昔、7つほど年が上のスタイリストさんが、一緒に食事をすると必ずハーブティーを飲んでいて、本当に意識が高い人だと思っていた。
でも今ならわかる。大人になると冷えるんですね、腹の底から。