2022.09.26
# 不動産

マンション住人も絶句…誰も気づかなかった消火器「手抜き点検」のヤバい実態

報告書を改ざんしていた…?

ビルメンテナンスの会社を定年退職した後、張り切ってマンションの理事長に就任した新井正道さん(60歳・仮名)。しかし初めて迎えた消防設備等点検において、「強烈な違和感」を覚えます。「重労働」だと聞いていた加圧式消火器の点検を実施した様子がないのです。

新井さんが感じたモヤモヤについては、【前編】『マンション「定期点検」で手抜き疑惑…住人が抱いた管理会社への「強烈な違和感」』でお伝えしました。いったい設備点検で何が起こったのか、以下で詳しく紹介していきましょう。

まさか、改ざんしている…?

最終的に、内部点検の内容についてフロントから返答があったのは、新井さんが電話で質問してから1週間が経過したあとでした。

その内容は、

「消火器の内部点検は、実際に消火器のフタを空けて、中身の状況を確かめます。また、内部点検を実施したもののうち、半数は実際に放射する試験も行います」

というものでした。

Photo by iStock
 

「その説明を受けた時、強烈な違和感を覚えました。そういった作業を実施していたら目についたと思うのですが、一切見た記憶がなかったからです。しかし本当に今回の点検でも実施したのかフロントに念を押して確認しても、『しっかりと実施しました』『報告書に記載されている通りです』と繰り返すばかりで、話は平行線をたどりました」

そこで新井さんは、かつて勤めていたビルメンテナンス会社の元同僚に、消火器の内部点検について質問してみました。「加圧式消火器の内部点検は力仕事になるのでキツい」とぼやいていた、あの同僚です。

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