新井さんの主張は、以下の5つのポイントにまとめることができます。
(1)まず管理組合として、管理会社に管理を委託しているという意識をはっきり持つこと
(2)管理会社は管理組合と二人三脚でマンションを運営するパートナーであること
(3)管理会社とは“なあなあ”にせず、必要なことはしっかり伝えるべきこと
(4)それでも改善が見られないならば、管理会社の変更という決断も考えられること
(5)仮に同じ管理会社に委託し続けるにしても、委託内容が適正であるかをあらためて自分たちで考えて決断すべきこと
(2)管理会社は管理組合と二人三脚でマンションを運営するパートナーであること
(3)管理会社とは“なあなあ”にせず、必要なことはしっかり伝えるべきこと
(4)それでも改善が見られないならば、管理会社の変更という決断も考えられること
(5)仮に同じ管理会社に委託し続けるにしても、委託内容が適正であるかをあらためて自分たちで考えて決断すべきこと
「理事長として、消防設備点検の問題を取り上げて管理会社を糾弾したいわけではありません。もちろん、次回からしっかり点検してもらわなければ困ります。しかしサービスとして実施してもらっている業務もあり、それには素直に感謝しています。
管理会社も人間ですから間違いもありますし、長い間こちらから何のチェックも入らなければ、どこかで甘えが出てしまうこともあるでしょう。そうならないためにも、まずは理事会が管理意識を高める必要があると思いました」

新井さんの発言を受けた管理会社からは、
・消防設備点検については、業者が適正に点検作業を行っている前提で、点検報告を受けて管理組合にその報告書を提出している
・点検業者への事実確認を進めつつ、管理会社も作業に立ち会うなどして、適正と認められない点があれば是正指導していく
・点検業者への事実確認を進めつつ、管理会社も作業に立ち会うなどして、適正と認められない点があれば是正指導していく
といった旨の発言がなされました。
その時のフロントの表情は硬く、新井さんが理事会に投じた一石が、確実に今後の管理委託について波紋を起こしたことを示唆していました。