『イカゲーム』エミー賞6冠…!「韓流コンテンツ」が世界の主流に躍り出た背景には何があったのか

「通貨危機」が産んだ輸出商品

第74回エミー賞授賞式で韓国ドラマ『イカゲーム』が監督賞をはじめ6部門を受賞し、韓流コンテンツのパワーを再び世界に知らしめた。

2019年アカデミー4部門を受賞したポン·ジュノ監督の映画『パラサイト~半地下の家族』、2018年以後ビルボードシングルチャート1位の常連となったBTSに続き、『イカゲーム』のエミー賞受賞で「韓流のトライアングルが完成した」と韓国中が歓喜に沸いている。

現在のように韓流コンテンツが世界の人々から愛されるエンターテインメントとして成長できた背景には何があったのか、この機会に振り返ってみたい。

Gettyimages

韓流コンテンツは「通貨危機」によって生まれた韓国の代表的な輸出商品だ。1997年12月、韓国政府は外貨不足による流動性問題で国際通貨基金(IMF)から195億ドルの救済融資を受け、IMF体制が始まった。事実上「国家不渡り」の状態に陥ったのだ。

IMF危機は韓国内の文化産業の消費を急速に萎縮させ、音楽をはじめとした大衆文化産業は海外マーケットへの進出に活路を模索することになる。

 

ちょうどその頃、政権を握った金大中(キム・テジュン)大統領は、ITとともに文化産業を韓国の未来の経済成長の原動力として指定し、文化観光部(現文化体育観光部)に1兆ウォンを超える予算を割り当てた。

さらに日本大衆文化の開放といった文化市場開放政策も韓流コンテンツが国際競争力を備えて成長するための大きな土台となった。

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