「ひと目に触れない場所で用を足して…」
現場にもよるが大半の現場にトイレは少なく、設置をお願いしやっと設置をしてくれる現場も有るとしながら、インタビューでは「仮に高層マンション5棟を建てているとしたら、トイレは1棟に一つしか設置しない」と言うのだ。
それも1階の野外に……。
そこで階層が上がるほどトイレが遠のくわけだが、日本であれば隔階にトイレを設置するが、韓国ではそれがないという。
ただ、従業員A氏は「トイレのない現場では通常、業者(作業員)はこういった排泄物はしっかり処理している。この様なケースは稀である」と話しながら韓国建築現場のトイレ事情を話した。
インタビューを行った従業員A氏は「もし23階で仕事をしながらトイレに行きたいとなると、下に降りて用を足し戻るのに20〜30分ほどかかる。その場合、下請け業者としては元請業者の目もあり中々言い出せない」と話す。
その結果、「23階建築現場内のひと目に触れない場所で用を足し後で下に持って行き処理することは普通にある」というわけだ。