


2歳になる次男と、サトイモの畑の前で。主に地元の人へ販売するために、50~60種類ほどの野菜を育てている。炭を撒いた畑で育てた「クルベジ」ブランドの野菜は、現在、生産している農家が限られているため、〈Oisix〉ほか企業からの依頼があって育てているものも。

自宅に併設された作業場。ここでその日に採れた野菜をパッケージし、トラックに詰めて販売所へと向かう。

夏場に人気の枝豆を始め、丹上さんのほか2~3人で手入れをし、多品目の野菜を育てている。

1年ほど乾かした竹を炭く設備。写真の開放式の炭化器や、同様の形状の穴のなかで炭焼する。

竹を炭く設備は、穴の形など、熱伝導率を高めるために試行錯誤を重ねている。

野菜を卸しているレストランから廃油を集め、かすを濾してストックしておく。溜まったら、業者に頼んでバイオディーゼル燃料にしてもらう。

竹を燃やしている様子。周囲の竹を原料にすることで、竹林や里山の保全、農地を荒らすイノシシ対策にもつながる。

竹を燃やして、できあがった炭。空気に触れる部分はCO2が発生してしまうが、表面以外は無酸素状態になり、炭窯を使うよりも短い時間で多くの炭が作れる。

竹を焼いて作ったバイオ炭。これを草堆肥に振りかけて、農園のすべての畑に散布している。

利根川近くの国道沿いで刈られた草を積んで作られた堆肥。草が発酵して体積が10分の1ほどになると、草に混じっていたプラスチックごみが姿を現す。我々がこれまで大量に使用してきた使い捨てプラスチックに依存しない包装をするのも大切な取り組みのひとつ。

一部ビニールのシートで土を覆ったり、農薬の代わりにネットで対策をしているところも。これらを使わないようにしていくなど今後の課題も多い、と丹上さん。


トラックが止まるとカゴを持ったお客さんが集まってくる。販売は週4回、佐倉市の4ヵ所で行われる。https://musubiaifarm.wixsite.com/musubiaifarm

新聞紙の袋にきれいに収まった野菜。オススメの調理法を添えて販売しているものも。
