世界一観光力のある都市パリ

CNN.co.jpによると、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)がまとめた最新の観光都市ランキングはパリがトップだった。2022年の観光客が支出した博物館の入場料や宿泊費などに加え、政府や自治体、企業などが観光客誘致のために行っている投資など、観光に関する統計を分析した結果だという。
また経済・ビジネス、観光実績、観光インフラ、観光政策と魅力度、健康と安全、サステナビリティの6分野54項目から比較した「最も魅力ある都市」でもパリが1位に選ばれ(2022年12月ユーロモニター・インターナショナル「Top 100 City Destinations Index 2022」レポートより)こちらは2021年に引き続き、2年連続の1位である。

こんなデータもある。
2017年世界SDGs達成度ランキングでは10位だったフランスが、2019年には4位へと躍進。ゴール5(ジェンダー平等を実現しよう)やゴール10(人や国の不平等をなくそう)、ゴール13(気候変動に具体的な対策を)などのスコアが大きく上昇したためだ。

 

2020年3月、10月、そして2021年5月の3回にわたる厳しいロックダウンを経て、2021年6月より旅行者の受け入れを再開したパリ。市内だけでなくフランス国内での公共交通機関でのマスクの着用義務もなくなった。
コロナ前の平穏と活気を取り戻しながら、その間もサステナブルな取り組みを着々と進めてきたフランス・パリの街を歩いてみた。