

免疫システムにプラスの影響を与えると言われる栄養が豊富で健康にもいいサバ。獲れたてを切り身にして品質チェックを施す。

ノルウェー水産物審議会(Norwegian Seafood Council)は、通商産業水産省が所有する公共企業。ノルウェー産シーフードの価値を高めることを目標にマーケティングや需要強化を図る。国を挙げて管理と監視システムを徹底するなど品質・サステナビリティの面で世界トップの水産システムを誇る。日本では脂がのり、身も引き締まったサバや濃厚な旨味と甘みのあるサーモンの人気が高い。店頭では「Seafood from Norway」のマークが目印。

基準をクリアしたサバのみが輸出ラインに乗る。三枚下ろしなど加工が施され、冷凍保存に。

2021年の日本へのサバの輸出量はおよそ5.4万トン。輸出量は年々増加している。

オーレスンの町から出港するのは大型のサバ漁船。近代的な船をはじめ、働き方や待遇のよさで漁師は若い世代の憧れの職業に。人材育成の充実を図り、ノルウェーの水産業を持続可能なものにしている。

漁船のフィッシュポンプから数百トンのサバが直接加工場に送り込まれる。

サーモンの海面養殖場。フィヨルドの冷たくて透明な海水が魚の養殖に最適な条件を作る。

サーモンの陸上養殖場。最新のテクノロジーを駆使し、徹底した管理で品質と安全を確保する。管理者の業務の効率化も実現。日本で人気のサーモンはビタミンA、D、B12、B2、抗酸化成分、オメガ3脂肪酸を豊富に含む。

世界に出荷するサーモンの加工場にて。養殖サーモンは環境負荷が少なく、品質もキープでき、主要なタンパク源となる。一年中手に入ることも魅力。

養殖のオヒョウを使った試作の寿司。現在、日本市場開拓に向けて研究中。

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